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AYAME ANTICO(アヤメアンティーコ)の特徴とおすすめ財布

イタリアの伝統製法が生んだ皮革を日本の職人が仕立てるアヤメアンティーコブランド。使用している財布の種類は多くはないが有名ブランドにはない気取らない、アンティーク調・ミニマルなデザインが特徴的なブランドです。アヤメアンティーコの価格帯は2万5千円~3万円と選びやすい価格となっています。

アヤメアンティーコの財布

アヤメアンティーコは大手レザーブランドと比べれば品数は少ないですが、しっかりとコンセプトに沿った味のある作品ばかりです。
特に経年変化を楽みたい!という方にはぜひともおすすめしたい財布ですので、下記に紹介します。

イントルノ ポルタフォーリオ

イントルノ ポルタフォーリオ

外側にシボが特徴のミネルバボックスを使用したラウンドファスナー長財布。少しの傷や汚れなどは揉んで馴染ますことのできる比較的メンテナンスが楽な革を使用しており、内側にはヌバックと言う起毛加工した革を使用しています。ヌバックはしっとりとした肌触りが特徴的で、内外共に経年変化の楽しめる革です。
価格29,000円
素材ミネルバボックス

ポルタフォーリオ グランデ

ポルタフォーリオ グランデ

上記のミネルバボックスと同様にイタリアのバダラッシ・カルロ社が作るミネルバリスシオを内外に使用した無双タイプのラウンドファスナー長財布。シボがあるミネルバボックスに対してミネルバリスシオはツルツルとしたハリのある革です。カラーバリエーションは比較的少なめの黒、茶、青の3色が用意されています。
価格31,000円
素材ミネルバリスシオ

ミネルバボックスとミネルバリスシオ

アヤメアンティーコの最大の特徴は何と言ってもミネルバボックスとミネルバリスシオという二つのレザーを主力として使用している点です。アヤメアンティーコには財布以外にも、名刺入れやペンケース等のレザーアイテムが販売されていますが、全てにおいてこの二つの革が使用されています。

このミネルバボックスとミネルバリスシオという革は、イタリアの老舗タンナーであるバダラッシ・カルロ社が作るとても有名な革です。
日本国内でも非常に人気が高く、他ブランドでも財布やバッグ等に多く使用されていますが、全ての製品に使用しているのはアヤメアンティーコしか見たことがありません。
バダラッシ・カルロ社について更に詳しく

ミネルバボックスとミネルバリスシオ
それでは、この二つの革は一体どのような革なのでしょうか。左がミネルバボックス、右がミネルバリスシオです。
簡単な紹介をすると、この二つはバケッタレザーと呼ばれ、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝わる伝統製法(バケッタ製法)によって作られています。このバケッタ製法の特徴として非常に長い時間と手間をかけながら牛脚油を革に染み込ませており、奥までたっぷりと油(オイル)が染み込んだ革は製品になった後でもなかなかオイルが抜けにくく、靭やかで柔軟性に富んだ革となります。

また見てわかるようにミネルバボックスはシボがあり、ミネルバリスシオはツルツルした表面の違いがあります。ミネルバボックスは空打ちと呼ばれる技法で革全体にシボを作っており、型押しによるシボとは異なり一枚の革でもシボが大きいところ小さいところがあり、よく見ると一枚一枚少しずつ異なる表情を見せます。

対してリスシオは牛の一番強いショルダー部分を使用しるため、ミネルバボックスよりもコシ・ハリがあり、靭やかな強さを持っています。共通して言えることは経年変化に富み、透明感のある艶を見せることです。

アヤメアンティーコのこだわり

イタリアのタンナーであるバダラッシ・カルロ社が生み出すミネルバボックス、ミネルバリスシオを使用するという強いこだわりの他にも至る所でアヤメアンティーコのらしいこだわりが見受けられます。

金具

アヤメアンティーコの金具
財布に使用される素材として挙げられるのが1に「革」、2に「糸」で、3に「金具」です。ラウンドファスナー財布のようにファスナー付きの財布には必ず金具が必要となってきます。ファスナーの開けやすさはもちろんのこと、アクセントとして見るデザイン的な要素としても見られることがある金具にアヤメアンティーコのこだわりがひとつ。
少し大きめの金色の金具には、大きく「AYAME ANTICO」とロゴの刻印が施されており、金具においてもメイドインジャパンにこだわっているのだとか。
アヤメアンティーコの金具
この金具が使用されているのはラウンドファスナータイプの長財布はもちろん、上記のペンケース、L型財布に使用されています。アンティーク調の革の中にエレガントな金色の金具がアクセントとなっており、男女ともに使用できるお洒落なアイテムです。

カラーバリエーション

アヤメアンティーコのカラー
率直に言うとアヤメアンティーコのカラーバリエーションは豊富ではありません。主にブラック、ブラウン、ブルーとなっています。

製品によっては2色しかないものもあり「少ない」と思われる方もいるはずです。こればかりは好みの問題になるのですが、ミネルバボックスは言わば経年変化を楽しむ革と言っても過言ではありません。その観点からするとやはり「マッローネ(ブラウン)」、また「ネロ(ブラック)」も男性が持つ財布としては最も多い色ですので、外すわけにはいきません。と、人気の2色を抑えているので大抵の方はお困りにはならないはずです。
財布の色を更に詳しく

裏地

アヤメアンティーコの裏地
管理人の私が最も気に入っているポイントが裏地です。
各ブランドによって財布の裏地に使用している素材はバラバラです。私が現在使用しているココマイスターの財布も裏地は「内ヌメ」と呼ばれるように内装と共にヌメ革なのですが、どうしても防ぐことの出来ない汚れとして小銭入れの汚れがあります。

当初の私は裏地にナイロンを使用している財布はなんだか安っぽいなという印象を持っていました。そのため裏地にもヌメ革を使用している財布を使用していたのですが、小銭入れ部分は一番最初に汚れるところと言ってもいいでしょう。綺麗なヌメ革がどんどん黒くなっていくのが非常に嫌でした。

そこでアヤメアンティーコが裏地に使用した素材は「グログラン」と呼ばれるものです。サラサラとした白いナイロン製の記事なのですが、頻繁に出し入れする小銭入れ部分やカード入れ部分の裏地に使用し、摩擦による傷を防止し、財布の軽量化にも繋がっているのだとか。

さて、いかがだったでしょうか。
細部の至る所に見られるアヤメアンティーコのこだわり。経年変化を楽しむバダラッシ・カルロ社の革。価格もほとんどの商品が3万円以下で手に入るため2~3年使用すると考えれば手が出しやすい金額かもしれません。